会計事務所の採用面接であった話をふと思い出してツイートしたところ、思わぬ反響がありました。
前にどこかの会計事務所の面接でなぜ税理士になったのかを聞かれて
— ほんまあつこ/税理士@東京都練馬区 (@homma_taxoffice) July 12, 2022
・独立して食べていける資格が欲しかった
・父が起業し、それをサポートする税理士さんの姿を見て
と答えたところ「ありきたりですね~」と返された。
確かにありきたりかもしれないけど、じゃあ何て答えなら満足だったんだろう🤔
「誰かおもしろい回答をくれたらいいな~」くらいの気持ちでツイートしましたが、予想に反してまじめなコメントを多くいただきました。
税理士になって理由なんて人それぞれ
このツイートに対するコメントは、
- こんなこと言う面接官がおかしい(これが大半)
- 自分も同じようなことを言われたことがある
- (採用する側から)もう少し深堀してほしいかも
というものでした。
税理士になった理由として、例えば「親が経営者で苦労しているのを見た」「相続争いに巻き込まれた」などの実体験から同じような人を救いたい、というハッキリとした目的がある方もいらっしゃいます。
しかしそんな人は少数でしょう。
大半は「将来独立したい」「手に職を持ちたい」「商学部だったから」「数字に強いから」「銀行員や経理など過去の仕事を活かせるから」など、私と同じくそこまで高い志を持たずに税理士になったと思います。
税理士になった理由なんて人それぞれであり、そこを飾って話すことなどムダではないかと。
聞くべきは税理士としての現在のスタンスでは
中途採用の就職面接で聞くべきは、飾り立てられた税理士になった理由などではなく、税理士(税理士になっていなくても会計事務所経験者)として、現在どういうスタンスで仕事をしているかではないでしょうか。
いろいろ経験した中で、
- 自分にはこういう経験や強みがある
- こういうお客さまの役に立ちたい
- こういうお客さまとは一緒に仕事ができない
など、自分の色が出てくるでしょう。
過去ではなく現在どうありたいか、こちらを深堀りすることでお互いにとってベストな採用・就職ができると考えます。
(まあ、実務できればなんでもOKというところも多いと思います。)