ホームページはお仕事をご依頼いただくためにあります。
しかしそれと同じくらい大切なのは、お客様とのミスマッチを防ぐという目的のための発信です。
お客様とのミスマッチとは、
- 仕事内容のミスマッチ
- 人のミスマッチ
があります。
仕事内容のミスマッチとは?
「税理士」であれば、すべての税金に精通していると思われるかもしれません。
しかし残念ながら、すべての税金に精通している税理士はいないでしょう。
医者に「内科」「外科」「耳鼻科」「心療内科」・・・などいろいろな専門医がいるのと同様に、税理士にも専門分野があります。
税理士には、
- 中小企業の税金が得意
- 大企業とそのグループ会社の税金が得意
- フリーランスの税金が得意
- 資産税(相続税や贈与税、不動産を売った時の税金など)が得意
- 国際税務が得意
- 医者、医療法人が得意
- 非営利型法人、NPO法人が得意
などいろいろな強みに分かれます。
上記のうち、「中小企業の税金」と「フリーランスの税金」はたいていの税理士が対応できます。
しかしその他は専門知識や経験がないと難しく、どの税理士でも対応できるわけではありません。
私は、資産税は対応できますが、国際税務・医者・非営利型法人などは対応できません。
仕事のミスマッチを防ぐために、ホームページであらかじめ「できる分野」「できない分野」を知っていただきブログで発信しています。
人のミスマッチとは?
仕事のミスマッチと同じくらい怖いのが人のミスマッチ、相性のミスマッチです。
最近はネットの発達や働き方への考え方の変化により、いろいろなタイプの税理士が存在するようになりました。
例えば、
- 24時間365日お客様対応
- 事務所を拡大したい
- 立派な事務所を構えている
- 即レスが身上
- 一週間以上連絡ほったらかしは当たり前
- 営業は所長、担当はスタッフ
- ひとり税理士で営業も担当もすべて完結
- 事務所は構えない
- 仕事も大事だが同じくらいプライベートも大事
- どんなお客様でもウェルカム
- こういう人とは仕事ができないというタイプがいる
などいろんなスタンスの税理士がいます。
私は、せっかちで威圧的な人は受け付けることができず、電話が苦手で即レスは目指していません(とはいっても遅くても翌営業日中には何らかのご連絡を差し上げます)。
しかし、世の中には電話ですぐ対応してほしいというスピード重視の方も多くいらっしゃいます。
このような人と仕事をすることになれば、私はパニックになりお客様もイライラするのでお互いデメリットしかないでしょう。
また私はひとり税理士で事務所を構えていませんが、従業員がたくさんいて事務所がある税理士の方が安心する方も多いでしょう。
これらのミスマッチをなくすため、ホームページのプロフィールでどのような税理士かを知っていただき、時にはブログでスタンスを発信しています。
まとめ
会計事務所に勤務しているときはいろいろなミスマッチが起こり、ストレス耐性が強くないためエネルギーを消耗する一方でした。
心穏やかに仕事ができるよう、これからもお客様の役に立つため、そしてミスマッチをなくすために発信を続けていきます。